【2025年12月6日】激動のAI業界ニュース:Gemini 3の猛追とOpenAIの「コード・レッド」、そして国産AIの逆襲

G検定

こんにちは。2025年も残すところあと1ヶ月を切りましたが、生成AI業界の動きは年末にかけてさらに加速しています。

本日のニュースまとめは、まさに「王者の交代」を予感させる米ビッグテックの激しい攻防と、日本政府の新たなAI戦略についてです。週末のキャッチアップにぜひお役立てください。


1. OpenAIが「コード・レッド」発令:Gemini 3の猛追に危機感

今週最大のトピックは、生成AIの先駆者であるOpenAIの動揺です。

報道によると、OpenAIのサム・アルトマンCEOは社内に**「コード・レッド(緊急事態)」を宣言しました。これは、Googleが11月上旬にリリースした最新モデル「Gemini 3」**が、ベンチマーク性能やユーザーエンゲージメントにおいてChatGPTを凌駕し始めたことを受けてのものです。

  • シェアの逆転現象: 調査会社のデータによると、Gemini 3のリリース以降、ChatGPTのトラフィックは約6%減少し、逆にGeminiアプリの利用者は30%増加しています。

  • 開発リソースの集中: アルトマン氏は、広告機能や収益化関連の開発を一時凍結し、コアとなるモデル性能の改善に全リソースを集中させるよう指示したとされています。

  • 次期モデル「Garlic」: OpenAIは反撃の一手として、コードネーム**「Garlic」**(GPT-5.5または5.2と予想される)を開発中。2026年初頭のリリースを目指しており、社内テストではGemini 3やClaude Opus 4.5と同等の推論・コーディング能力を示しているとのことです。

今年8月にリリースされた「GPT-5」が一部で「期待外れ(臨床的すぎて人間味が薄い)」と評されたこともあり、OpenAIにとっては正念場と言えそうです。

2. Anthropicの余裕:「他社のパニックには付き合わない」

OpenAIとGoogleが血で血を洗う競争を繰り広げる中、**Anthropic(アンソロピック)**は独自の立ち位置を確立しています。

同社は11月下旬に最上位モデル**「Claude Opus 4.5」**をリリース。社内のエンジニアリング試験で「人間の候補者」を上回るスコアを記録するなど、特にコーディングや専門的なタスクでの評価を高めています。

ダリオ・アモデイCEOはインタビューで、競合他社の「コード・レッド」やリソース合戦を「パニック」と揶揄し、Anthropicはエンタープライズ(企業向け)の実務能力向上に冷静にフォーカスしていると語りました。この「我が道を行く」姿勢が、逆に企業ユーザーからの信頼を集めているようです。

3. 日本政府、行政AIで「国産モデル」へ回帰

日本のデジタル庁からも重要な発表がありました。これまでの米国製AI依存を見直し、行政業務において国産の大規模言語モデル(LLM)を積極的に採用する方針へ転換しています。

  • デジタル庁の公募開始: 行政向けAI基盤「源内(Gennai)」での利用を視野に、国産LLMの公募が12月2日から開始されました。

  • 具体例: 既に「PLaMo」などの国産モデルの翻訳機能などの導入が進められています。

  • NECの動き: さくらインターネットのプラットフォーム上で、NECの生成AI「cotomi v3」の提供も12月2日に開始されました。

セキュリティや経済安保の観点から、「和製AI」の実装が2026年に向けて本格化しそうです。

4. 「チャット」から「エージェント」へ:Google Workspace Studio

技術トレンドとしては、単に会話するだけのAIから、業務を自律的にこなす**「エージェント型AI」**へのシフトが鮮明です。

Googleは米国時間の12月4日、ノーコードで業務自動化エージェントを作成できる**「Google Workspace Studio」**の一般提供を開始しました。これにより、エンジニアでなくとも「メールの下書き作成→カレンダー調整→会議室予約」といった一連のタスクをAIに任せることが容易になります。


まとめ:2026年は「実務力」の勝負へ

2025年12月の現在地を一言で言えば、**「性能競争の再燃と、実務への定着」**です。

  • Google Gemini 3 が王座を奪取しつつある。

  • OpenAI は背水の陣で次期モデル「Garlic」を準備中。

  • 日本 は国産技術による自立を模索。

「なんとなくすごい」から「仕事で確実に使える」へ。2026年は、AIが真の意味で社会インフラに組み込まれる一年になりそうです。

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