2025年も残りわずかとなりましたが、生成AI業界は年末に向けてさらに加速しています。今週はGoogleからの大型アップデートや、AI市場の堅調さを示すNVIDIAの決算など、見逃せないニュースが目白押しでした。
本記事では、2025年11月23日時点での最新情報をサクッとまとめてお届けします。
1. Googleが「Gemini 3」ファミリーを発表:推論とマルチモーダルが進化
今週最大のトピックは、Googleによる次世代モデルの発表です。11月19日(日本時間)、Googleは同社史上最も賢いとされるAIモデル**「Gemini 3」**を発表しました。
* Gemini 3: 推論能力とマルチモーダル理解(テキスト、画像、音声、動画の同時処理)が大幅に強化されました。
* Veo 3.1(動画生成): 動画生成モデルも進化しています。複数の参照画像を指定してキャラクターやシーンを一貫性のあるトーンで制御できるようになり、4秒、6秒、8秒の動画生成が可能になりました。
* Gemini Liveの改善: 対話モードがより柔軟になり、話すスピードやトーンの調整が可能に。日本語での対話もより自然になっています。
* Nano Banana Pro: Gemini 3 Proをベースにした新しい画像生成・編集モデルも登場。インフォグラフィックや図表作成など、ビジネス用途での表現力が向上しています。
ポイント: Googleは単なる「チャットボット」から、日常のタスクを処理できる**「エージェント(代理人)」**としての機能を強化しています。
2. NVIDIA決算発表:AIバブル懸念を払拭し「エージェントAI」の時代へ
11月20日、NVIDIAが第3四半期の決算を発表し、市場の予想を上回る結果を出しました。
* 市場の安堵: 一部で囁かれていた「AIバブル崩壊」の懸念を払拭し、データセンター需要が依然として底堅いことを証明しました。
* 3つのシフト: ジェンスン・ファンCEOは、現在の技術トレンドとして「汎用計算からアクセラレーテッド・コンピューティングへ」「生成AIの普及」、そして**「エージェント型・物理AI(ロボットなど)への移行」**という3つの大きな波が来ていると語りました。
3. 日本企業の躍進:富士通がガートナーの「Emerging Leader」に
日本国内のニュースとして、富士通に関する明るい話題もありました。
* 米ガートナー社が発表した生成AIエンジニアリングのレポート(2025年版)において、富士通が日本企業として唯一「Emerging Leader(新興リーダー)」に認定されました。
* グローバルな競争が激化する中、日本企業の技術力と実装力が評価された形です。
4. OpenAIの動向と「信頼性」への課題
OpenAIも引き続き存在感を示していますが、一方でAIに対する「信頼」に関する議論も深まっています。
* OpenAIの拡大: ガートナーから「Emerging Leader」として認定されたほか、Foxconn(製造業)やTarget(小売)との提携を発表し、実産業へのAI統合を進めています。
* 現場からの警鐘: 英ガーディアン紙(11月22日)は、AIモデルのトレーニングに関わる労働者たちが、品質や誤情報の懸念から「家族や友人に生成AIの利用を控えるよう勧めている」という現状を報じました。技術の進化と同時に、品質管理と倫理的な課題は2026年に向けてさらに重要になりそうです。
まとめ:2026年に向けて「使うAI」から「任せるAI」へ
今週のニュースを総括すると、**「より賢く(Gemini 3)」「より実用的で(NVIDIAの産業応用)」「社会実装が進む(富士通・OpenAI)」**という流れが明確です。
特に「エージェント」という言葉がキーワードになっており、私たちがAIを道具として使う段階から、AIにタスクを丸ごと任せる段階へとシフトしつつあることを感じさせます。
最新のGemini 3や動画生成機能など、触れるものから順次試して、この波に乗り遅れないようにしましょう!
【2025年11月第4週】生成AI最新ニュース:Gemini 3の登場と「エージェントAI」へのシフト
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