応用情報処理技術者試験 午前問題 平成28年秋期 問63
BI(Business Intelligence)の活用事例として,適切なものはどれか。
ア:
電子化された学習教材を社員がネットワーク経由で利用することを可能にし,学習・成績管理を行う。
イ:
業績の評価や経営戦略の策定を行うために,業務システムなどに蓄積された膨大なデータを分析する。
ウ:
りん議や決裁など,日常の定型的業務を電子化することによって,手続を確実に行い,処理を迅速化する。
エ:
競合する他社が発行するアニュアルレポートなどの刊行物を入手し,経営戦略や財務状況を把握する。
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正解:イ
BI(Business Intelligence)は、組織の業務システムに蓄積された膨大なデータを分析・加工し、経営や業務に役立つ情報を見つけ出す手法・技術の総称です。データウェアハウスやデータマートに集積された情報を、BIツールが備えるOLAP(Online Analytical Processing)やデータマイニングの機能を用いて分析することで迅速な意思決定を支援します。
電子化された学習教材を社員がネットワーク経由で利用することを可能にし,学習・成績管理を行う。
LMS(Learning Management System,学習マネジメントシステム)の活用事例です。
業績の評価や経営戦略の策定を行うために,業務システムなどに蓄積された膨大なデータを分析する。
BIの活用事例です。
りん議や決裁など,日常の定型的業務を電子化することによって,手続を確実に行い,処理を迅速化する。
ワークフローシステムの活用事例です。
競合する他社が発行するアニュアルレポートなどの刊行物を入手し,経営戦略や財務状況を把握する。
BIはシステムに蓄積されたデータを対象とするため不適切です。
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